ARTISTS
ハーバーコンサート
太鼓芸能集団 鼓童
太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。1981年、ベルリン芸術祭でデビュー。以来世界50以上の国と地域で7,000回を超える公演を行う。 劇場公演の他、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」や、多様なジャンルのアーティストとの共演、国際芸術祭、映画音楽等へ多数参加している。2012年から2016年まで歌舞伎俳優・坂東玉三郎氏を芸術監督に招聘。近年は石川さゆり、初音ミク、AI、MIYAVIらと共演。2019年は「ラグビーワールドカップ2019日本大会」開会式、国立競技場のオープニングイベントに出演。最近では、読売巨人軍とのコラボレーションやオンラインゲーム「原神」の音楽にも参加するなど更に活動の幅を広げている。2023年、令和5年度文化庁長官表彰。
NAKIBEMBE EMBAIRE GROUP (ナキベンベ エンベール グループ)
ウガンダ出身で、「エンベール」と呼ばれる大きな木琴で歌い、演奏する数少ないグループのひとつである。2018年、アフリカンミュージックの祭典Nyege Nyege Festivalでのパフォーマンスが聴衆の心を引きつけ、ファンを増やした。 グループのメンバーは「エンベール」を最大8人で同時に演奏、催眠的なポリリズムを重ね合わせ、さらにボーカルやシェイカー、ドラムを加えたアンサンブルを奏でる。独自の調律や踊りが存在し、独特の心地よいグルーヴが生み出される。 2020年には、ドイツ・ベルリンで毎年行われる音楽と映像のイベントCTMフェスティバルに参加。ナキベンベのメンバーはインドネシア・バリ島より実験的音楽ユニット、ギャバー・モドゥス・オペランディ(Gabber Modus Operandi)と高密度のアンビエント・テクスチャーを築き、シネマティックな電子音響への発展を試みるワホノ(Wahono)との特別委嘱作品に参加すると共に、伝統的演奏技法も披露し大きな評価を得た。 また、2021年にワールドミュージック・エキスポWOMEXの公式ショーケースセレクションに選ばれ、同年に安藤忠雄が出がけたとして知られているパリの美術館Bourse de Commerceでフランス初演を果たした。2022年夏、オランダ・フェスティバル(アムステルダム)、ロスキレ・フェスティバル(デンマーク)、ノルウェーのフォルデ・フェスティバル、パリのブルス・ド・コマースなどで演奏した。2023年1月には、ドイツのブレヒト・フェスティバルに招待されるなど世界的な演奏機会を増やしている。 2023年、ウガンダの気鋭のレーベルNyege Nyege Tapesから、インドネシアのGabber Modus Operandiとの3曲とNakibembe自身の5曲を含む1stアルバムをリリースした。
林田 ひろゆき
【和太鼓奏者】 1985年より『鼓童』のメンバーとして活躍後、1995年からはソロ和太鼓奏者として活動を開始。北野武監督・映画「座頭市」の音楽への参加や、グラミーアーティスト、コールドプレイとリアーナによるミュージックビデオへの出演。デビッド・ベノーア(ピアノ)、アルフォンソ・ジョンソン(ベース)、テリー・ボジオ(ドラムセット)等に代表する世界的なジャズミュージシャンとのコンサートも数多く行う。特に“かつぎ桶太鼓”では、その第一人者として高度な演奏や世界中での指導・育成のみならず、世界的打楽器メーカー「REMO」や最大手太鼓店「浅野太鼓楽器店」とも協同開発を行い、双方から自身のシグネチャーモデルが発売されている。2000年からは、『samurai music ZI-PANG』を総合プロデュース。全国から若手和太鼓奏者を集めた『スーパー太鼓ジュニア』や一般和太鼓奏者を集めた『エモーショナル太鼓プロジェクト』等も起ち上げ、奏者の育成にも努めている。また、日本太鼓協会・公認指導員の養成指導者としての活動や、2019年には、海外での活動実績を評価され「埼玉グローバル賞」を受賞。埼玉親善大使としても活動している。